久しぶりに更新します。
本日8月28日より大阪今里にあるBEATSにて
「赤い馬」という写真展に出展しています。
中平卓馬という伝説的な写真家がいます。
参照▶️YOUTUBE
もう亡くなられているんですが、今年も東京の国立近代美術館で「火―氾濫」回顧展が開催されたりして、
普段から中平卓馬を意識することもないのですが、少なからずも写真を撮っている身としては
見ておかないと、ということでそれだけのために東京に見に行きました。
正直、全く解らなかった。
(写真に通ずる人たちによる)世間がなぜナカヒラナカヒラというのか。
彼が撮った写真群を見ても、何も感じなかった。
腑に落ちなさを抱えて大阪へ帰ってきた。
そして、すぐに
今回の写真に参加することが決まり、本格的に彼の著作(まずは「なぜ、植物図鑑か」)を丹念に読み始めたのだが、
読み進めていくと
彼が何を考えていたのか、何をやろうしていたのか、
社会を、写真をどう見ていたのかがわかるようになり、だんだん好きになってきた。
今回のグループ展は、彼に対するトリビュート(敬意を払い)を出展者各々の結晶になるのだが、
正直、中平っぽいの写真を撮ったところで何もならないと感じた。
むしろ、
社会での写真の機能について
自分なりの考えや、そういうものがなかったとしても仮説立てて実証していく行為が
彼に対する敬意なのでは、と思いました。
最近、思いついた仮説じみた考え方があるが、そういうものを証明することのみが
自分が写真を撮る者としての唯一の行為なのでは、と思います。
台風10号により足元は確実にお悪くなりますが、どうぞお越しくださいませ。
リハビリがてらのブログ再開お本日はここまで。
BEATS「赤い馬」2024.8.28 – 9.01
水〜土 / 12:00〜19:00
日 / 12:00〜18:00
10人の中平卓馬トリビュート展、それぞれが中平卓馬から受けた影響をタコ足配線のような展示になる予定です。
☆4階スタジオでは醍醐マサヒロ個展「MONTHLY DAIGO one five 15」同時開催です。