コロナ戦時下の映画鑑賞『HOUSE(ハウス)』/大林宣彦

おはようございます。日本夢之助です。

以前見ていた映画も

最近は全く見なくなってたのですが、

今日久しぶりに見ました。

選んだのは

先日、お亡くなりになった大林宣彦監督の最初期作品

HOUSE(ハウス)』です。

大林監督の作品としては

時をかける少女』や『転校生』もありますが

それよりも前の

大林監督の第1作目の作品です。

このパッケージ自体はよく見るんですが、

TSUTAYAなどではほとんど置いてなかったり、あってもVHSしかなかったりなので

今回

獲得したクーポンを利用してやっと鑑賞できました。

どんな内容か、と一言で申せば

タイトルの『HOUSE』=家が、訪れた女生徒達を食べる

というだけの内容です。

ホラーだけど、全然怖くなくて、何なら笑いながら見てられる演出で

今まで大林作品をかなり見てきた者にすれば

逆に

これを出発点として

後の『転校生』や『時をかける少女』、2017年の『花筐』につながっていったんだなと

そういうことを思いながら見てました。

発案が

当時12歳の長女・大林千茱萸さんらしく

「鏡の映った自分が自分を食べに出てきたら」という発言を映画化されたらしく

それを実際に映画にしてまう大胆さ、それを面白がるセンスは

以降、すべての作品に通じるものがあります。

大林宣彦監督は

縁がありまして、実際に目の前で生で目にする機会がありました。

2017年公開の『花筐』の試写会です。

当時は、肺癌を患われて最後の作品となるだろう、言われたのですが

そこから持ち直されて

何と、もう1本映画を撮られるという奇跡がおきました。

それだけに

天が許せば、もう1本、、とファンながらわがままを祈ってましたが

先日の訃報はあまりにもショックです。

この情勢で公開は延期で、すごく楽しみですね。

大林宣彦監督の映画の素晴らしさは、

創作作品を作る上で

演技や映像技術によって

「リアリティ」を求めることが必ずしも正解ではないと

教えてくれるところです。

『HOUSE』はヒロイン・池上季実子さんや、その親友役の大場久美子さんが超絶可愛らしいです。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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・『HOUSE(ハウス)』予告編(1977年公開)

・『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』予告編(2020年公開

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