クリーニング屋にて

おはようございます。日本夢之助です。

ある日

仕事から帰ると

とある用途でネットで頼んだ塗料(ペンキ)が届いていたので

着替えもせず

そのままスーツ姿で

早速開封して

キャップを開けたら

想像してた形状と違って

ちょっとした拍子で

その時履いてたスラックスに垂れてしまった、と同時に

「うわっ….最悪だ」

っと

別に誰がいる訳でもない部屋ではり上げた声とは

逆のベクトルで

底無しに気落ちしていくのは

そのスラックスが

あまりに使い勝手が良い以上に

安くはないからに違いなく

果たしてクリーニングに出して、汚れがキレイに取れるかどうか

取れなかったら、また買わないといけないし

余計な出費を増やしやがって、と

己のものぐさを遅まきながら憎みながら

それでも

そのままにしとく訳にいかないので

気落ちしながらも

恐る恐るクリーニングに持ち込んだら

馴染みの気さくなおばちゃんが出てきたので

言い訳するような気持ちで

「すいません、この汚れ、落ちますかねぇ〜」と

汚れた箇所をさっそく見せたら

わぁ

可愛い〜

ミッキーちゃんやんか〜

圧倒され

思わず笑ってしまい、

「そ、そうですね…ミニーちゃん居なくてよかったです」と切り返すのが精一杯だったが

でも

スラックスの汚れごときで気落ちするのも段々アホらしくなってきて

別に汚れが落ちなくてもいいやと

今となれば、良い思い出か。

以上

追伸:汚れは無事落ちました。

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